祝島島民の会blog(旧)

瀬戸内海の山口県上関町に計画されている上関(祝島沖)原発に、30年以上にわたって反対している「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の事務局担当者のblogです。
原発建設予定地は祝島の対岸約4kmにあり、祝島島民は万一の事故時にも避難することもできません。
また周辺海域は豊かな漁場であると共に、スナメリやカンムリウミスズメなど貴重な動植物も生きる、瀬戸内の豊かな自然が残された「生物多様性のホットスポット」と言われています。
上関原発を建てさせない祝島島民の会ホームページ
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中国電力が大動員をかけ、埋め立て工事を強行してきました(2月21日の状況報告)
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    (注1:2月20日の記事に掲載した中国電力本社のFAX先」を間違えていましたので訂正します。正しくは「FAX 082-504-7006」です
    (注2:23日 6:50に追加しました)

    2月21日、中国電力は陸上では午前1時半すぎから社員や作業員など総勢400名規模の動員をかけ、海上では明け方よりやや早い時間から囮も混ぜた20隻以上の作業台船やその他多数の警戒船等を動かし、2009年末より中断していた上関原発建設にかかる海の埋め立て工事の再開を、数の力で強行しようとしてきました。

    早朝、というより、もはや深夜からと言っていい作業の強行に対し、祝島の島民は海陸ともに14時間以上にわたって抗議を続けました。
    以下、陸上の様子の写真を掲載します。
    (海上の様子はデータが手元にないため、掲載はまた後日できればしようと思います)



    こうして浜をネットと多数の警備員で囲み、その中でフェンスの設置をしようとしてきました。



    また抗議する人をこの青いネットで遮るだけでなく、囲んだりもし、もみ合いになって現場が混乱した時には押し倒して抗議させないようにしてくることもありました。





    島の女性一人に対しても大勢の警備員が囲んでくるような状況のなか、島民の理解も同意もない中での工事の強行はしないで欲しい、10億円以上の漁業補償金の受け取りを拒否してでも海を守りたいという島の思いを理解して欲しい、そういう思いで抗議を続けました。



    別の場所の様子です。
    ネット等で工事が強行されようとしている現状を知った多くの方々が町外からも自然発生的に集まり、工事の強行へ抗議の声をあげたり、状況の発信などをしていました。



    島の女性たちは作業の責任者などに対し、あなたたちも仕事だということはわかるが、どうか後ろにある祝島を見て欲しい、自分たちはそこに住んでいるし、これからもそこで豊かな海とともに生きていきたいだけなんだ、そう伝えました。
    そしてこの問題の責任は中国電力にあり、中国電力のやり方は人としておかしいと思わないか、そう話しました。

    その肝心の中国電力の社員は作業の強行時には浜には姿も見せず、すべて作業員と警備員にやらせていました。
    何かあっても自分たちの責任ではない、祝島の人間は排除すればいい、理解を求める必要はない、そういった姿勢を中国電力の態度から祝島の島民は感じました。



    作業を強行しようとしてきた当初、また昼過ぎに再度強行しようとしてきたときを除けばこう着状態が続きました。
    この日は天気もよく海もきれいで、祝島もよく見えました。

    しかし上の写真のような風景のすぐ後ろには、下の写真のような光景があります。



    この場所だけでも150人は警備員がいて、抗議する人は埋もれて外からは見えなくなってしまいました。
    そもそもこれだけの大動員をしなければ工事が再開できないこと自体、地元住民の理解や同意を得ずに無理やり工事を進めようとしていることを中国電力自身が証明してしまっています。

    (以下、2月23日6:30に追加)

    結局21日は、海域ではおとりの台船などがまず突っ込んできて祝島の漁船がそちらに向かう隙に本当に作業する台船が移動したり、また単純に台船の数があまりにも多かったため、取水口側海域にブイの付け替えをする台船が1隻、排水溝側海域には砂や石を積んだ小型の台船7〜8隻が入ってしまいました。

    その後、ブイの付け替えの台船はうねりがあるため作業はできなかったものの埋め立て工事区域にとどまり、排水溝側の小型の台船は砂や石を落としました。
    それをもって埋め立て工事の再開を中国電力は宣言しました。
    その他の大型の台船はかなり強引に移動しようとしてきましたが、祝島の漁船の抗議もあって作業区域に入ることはできませんでした。

    陸域では、フェンスのための枠となる鋼管が多少浜に打ち込まれましたが、わずかな範囲で、実質的な作業はほとんどされていない状況でした。
    また騒然となってもみ合いになるようなことも場所によっては多少ありましたが、多数の警備員に囲まれながらも、緊張感はありつつ概ね落ち着いた状況が続きました。

    また作業が終了したと思われた午後5時前、中国電力の現地責任者である地元事務所の副所長が出てきて、中電の敷地内からハンドマイクで、中国電力が島民の会他12名を相手に申し立てた田ノ浦海岸での妨害を禁止する仮処分と、島民の会他12名が中国電力を相手に申し立てた町道や海岸の通行の妨害を禁止する仮処分について、双方で中電の主張が認められたと発表し、社員がその内容のチラシを配りながら田ノ浦の浜からの退去を命令してきました。

    島民の会としては実情を理解していない決定に対してはもちろん異議申し立てをする方針です。
    さらに、そもそも中国電力が申し立てたのは島民の会他12名のみで、その他の人は関係ないにもかかわらず、まるでその決定が田ノ浦にいるすべての人たちに対する決定であるかのような中国電力の態度にはますます不信を覚えます。

    そして何より、中国電力がこれまでにない異様といっていいほどの大動員で工事を再開しようと強行してきたまさにその日、中国電力に有利な内容の決定が裁判所から出されたというこの状況自体に、憤りと不透明さを感じざるを得ません。

    以下、ニュースリンク
    ■上関原発予定地埋め立て再開(中国新聞)
    ■山口・上関原発建設計画:工事を再開(毎日jp/東京 毎日新聞)
    ■上関原発工事、1年3か月ぶり再開(YOMIURI ONLINE/九州 読売新聞)
    ■原発予定地の埋め立て本格着工 反対派ともみ合い(asahi.com/全国 朝日新聞)
    | 祝島島民の会事務局 | 現地情報 | 06:50 | - | trackbacks(1) | - | - |
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    21日以来の上関の事態を,しんぶん赤旗は「知らない」!
    21日以来の上関での中電の動き,つまり原発のための埋め立て再開について,今日22日のしんぶん赤旗が一行も報じていないので,電話をしてみた.驚いたことに,「情報が入っていない,知らない」というのだ.20日の米大使館前での2名逮捕という弾圧についても全く同じ
    | ペガサス・ブログ版 | 2011/02/22 11:58 PM |
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