祝島島民の会blog(旧)

瀬戸内海の山口県上関町に計画されている上関(祝島沖)原発に、30年以上にわたって反対している「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の事務局担当者のblogです。
原発建設予定地は祝島の対岸約4kmにあり、祝島島民は万一の事故時にも避難することもできません。
また周辺海域は豊かな漁場であると共に、スナメリやカンムリウミスズメなど貴重な動植物も生きる、瀬戸内の豊かな自然が残された「生物多様性のホットスポット」と言われています。
上関原発を建てさせない祝島島民の会ホームページ
http://shimabito.net/
上関原発を建てさせない祝島島民の会Blog(新)
http://blog.touminnokai.main.jp/
FAX 0820-66-2110
島民の会事務局mail iwaishima■gmail.com(■を@に変えてください)
中国電力による祝島島民らへの訴訟(陸域仮処分)の取り下げが決定
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    中国電力が祝島島民の会や島民、島外の若者などを訴えていた、原発建設予定地である田ノ浦海岸での妨害行為の禁止を求める仮処分について、訴えの取り下げが決定しました。

    この仮処分は中国電力が2010年7月に申し立てを行い、山口地裁が2011年2月に中電側の訴えを認める決定を出していました。
    その後、島民の会側は異議申し立てを行い本日まで5度の審尋を重ねてきましたが、その中で裁判所から中電側に対し訴え取り下げの提案がされていました。

    建設を前に進める工事等はしない・できないという大前提の下、埋立て免許の失効も視野に、安全確保のために10月末までは看板や仮桟橋など現状あるものの維持管理作業に限って島民の会側が妨害しないこと、また中電は一定規模以上の作業は事前に、そうでないものは事後に島民の会側の代理人に必ず連絡をすることなどを双方が確認し、本日の審尋において中国電力が訴えを取り下げることが確認されました。

    電力会社が一度は自身の主張が認められた訴えを取り下げることは異例です。
    30年にわたる祝島島民の粘り強い運動の一つの成果とも言えますし、同時に中電自身が埋立て免許の失効を前提に考えている証左とも言えます。

    そもそも、電力会社が原発計画に反対する地域住民を精神的・金銭的に苦しめることを目的に裁判に訴えること自体があってはならないことであり、この取り下げは当然のことです。

    またこの仮処分に基づいて中国電力が島民の会や島民個人らに1日あたりそれぞれ70万円の制裁金を求めた間接強制の訴えも広島高裁において抗告中ですが、こちらも当然取り消しを求めていきます。

    なお祝島の漁業者に対する海域での妨害禁止を求めた仮処分、間接強制、損害賠償裁判など、中国電力が地元住民を訴えた訴訟はまだあります。
    それらについても、島民の会は今後とも粘り強くたたかっていきます。
    | 祝島島民の会事務局 | 裁判情報 | 17:11 | - | trackbacks(0) | - | - |
    埋め立て免許差し止め訴訟のお知らせ ※5/11追記
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      (5月11日追記)
      本日予定されていた埋め立て免許差し止め訴訟の公判ですが、山口県内に大雨洪水警報が出されたことで交通機関に影響が出たため延期となりました。
      次回期日は8月24日(水)の午前11時からです。

      今回、傍聴に来られた皆様には申し訳ありませんでしたが、ぜひ次回にも足をお運びいただければと思います。

      なお今回は祝島から来た原告の漁業者と傍聴希望者とのミーティングをわずかな時間でしたが行うことができました。
      漁業者からは中国電力が未だに原発建設予定地で続けている発破作業のため近くで魚が釣れないことが、傍聴希望者の方からはGW中に山口市内の街頭で署名を集めた際にこれまでにないほど多くの方が署名していただき、特に中学生や高校生などの関心が高かったことなどが話題になりました。

      ------------------------------------------
      明日、山口地裁にて山口県が中国電力に出した埋立て許可免許の取り消しを求める訴訟の公判があります。
      この裁判は2008年10月に祝島の漁業者を中心に祝島島民74名が山口県を被告として提訴したものです。
      傍聴可能ですので、傍聴を希望される方は山口地裁にお越しください。
      傍聴希望者が多数の場合は抽選になりますが、その場合は裁判開始の30分〜1時間前にお越しいただく必要があります。(なお前回は抽選はありませんでした)
      裁判後、担当弁護士から裁判内容の説明の場も設ける予定です。

      埋め立て免許差し止め訴訟
      日時:5月11日(水) 午前11時より
      場所:山口地裁(山口駅前から徒歩数分です)
      | 祝島島民の会事務局 | 裁判情報 | 18:08 | - | trackbacks(0) | - | - |
      祝島島民の会が関わる裁判のまとめ
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        上関原発問題について祝島島民の会は多くの訴訟や申し立てに関係しています。
        把握できないという声もいただいたため、現在の状況などを提訴・申し立て順に以下にまとめました。
        御参考ください。
        埋め立て免許差し止め訴訟
        原告:祝島島民74名
        被告:山口県
        提訴:2008年10月20日
        内容:2008年に山口県が中国電力に出した、上関原発建設にかかる海域の埋め立て免許の差し止め
        状況:原告側は、埋め立て免許は権利者への補償が前提であり、祝島の漁業者が上関原発建設にかかる漁業補償金(約10億8千万円)を受け取っていない段階で免許を許可した山口県の行為は違法であると主張。
           山口県は原告ら祝島の漁業者には原告適格がないと主張。
        次回期日:2011年1月26日(水)10:30〜
        場所:山口地裁、傍聴可

        自然の権利訴訟
        原告:長島の自然を守る会、祝島島民の会、祝島島民個人、全国の個人原告、スナメリ・カンムリウミスズメ他野生動物
        被告:山口県
        提訴:2008年12月2日
        内容:2008年に山口県が中国電力に出した、上関原発建設にかかる海域の埋め立て免許の差し止め
        状況:野生動物については原告適格がないとされ棄却、その他は継続して審議中。
           2009年10月の中国電力による工事区域を示す灯浮標の設置をもって「着工」とするのは誤りであって、中国電力への埋め立て免許は失効しているという請求を原告が2010年11月24日に追加。
           祝島の漁業者らも同様の訴えを起こす予定。
           (※埋め立て免許は許可が出てから1年以内に着工しないと失効する規定がある。また着工後は3年以内に竣工(工事の完了)しなければならないという規定もある。ただし後者は県知事の権限で延長が可能。)
        次回期日:2011年2月23日(水)11:00〜
        場所:山口地裁、傍聴可

        埋立て工事妨害禁止仮処分
        債権者:中国電力
        債務者:島民の会、島民個人38名、カヤッカー1名
        申し立て:2009年10月9日
        内容:埋め立て免許の出された工事海域内で債務者らが本人、また第三者をもって工事を妨害することの禁止を求めるもの
        状況:地裁、高裁ともに債権者の申し立てを認める決定を出したが、債務者が最高裁へ許可抗告をし、2010年11月19日に主張の一部を除き抗告の許可が出される。
           今後は最高裁の判断待ち。
        次回期日:無し
        場所:最高裁

        準備工事妨害行為者に対する損害賠償請求
        原告:中国電力
        被告:島民2名、カヤッカー2名
        提訴:2009年12月15日
        内容:原告が、自身の埋め立て工事の強行に抗議した被告らの行為を工事への妨害だとして、約4800万円もの損害賠償を請求 
        状況:原告の提出している証拠は写真の撮影日や位置が実際とはまるで違っていたり、映っているのが被告らであると証明する根拠が全くないものであったり、妨害行為とは程遠い状況を妨害と強弁するなどしたもので、裁判官からも証拠についてもっと詳しく説明・証明するものを出すよう催促されてしまう程度のもの。
           しかもそれに対し原告はきちんとした証明をしようとしないでいる。
           これは典型的なSLAPP訴訟(大企業や権力による市民・住民運動への口封じのための訴訟)であるという指摘もされている。
        次回期日:2010年12月9日
        場所:岩国地裁、次回は進行協議なので傍聴不可
           次々回からは山口地裁か広島地裁になる可能性があり、こちらは傍聴可

        制裁金請求の仮処分申し立て
        債権者:中国電力
        債務者:島民の会、島民個人38名、カヤッカー1名
        申し立て:2010年2月2日
        内容:埋立て工事妨害禁止仮処分の地裁決定を受け、埋め立て海域内での妨害行為に債務者らの連帯責任で1日当たり約940万円の制裁金を課すよう求めた申し立て
        状況:岩国地裁が1日当たり500万円に減額して申し立てを認める。
           高裁もそれを認め、債務者側は最高裁に特別抗告したが2010年11月19日に棄却され、決定が確定。
           ただし2010年9月以降から中国電力によってたびたび繰り返される埋め立て工事再開の強行に対する祝島の漁業者らによる抗議行動は、埋立て工事海域外で行われているため、この決定は関係ないことを中国電力自身が認めていることが報道されている。

        田ノ浦海岸使用妨害禁止仮処分
        債権者:中国電力
        債務者:島民の会、島民6名、田ノ浦住民・シーカヤッカーら個人6名
        申し立て:2010年7月22日
        内容:上関原発建設予定地の海浜区域において債務者等が債権者の工事を妨害したり、テントなどを建てることなどの禁止を求めるもの
        状況:9月下旬に第一回審尋があり、それで終了。
           債権者である中国電力は、埋め立て許可免許を理由に海岸部においても妨害排除請求権があることを主張。
           債務者側は、埋め立て許可免許にそのような権利はないことを主張。
           10月末にも決定が出される可能性があるという見方もされていたが、次に挙げる田ノ浦町道使用妨害禁止仮処分申し立てとの関連もあるためか、11月26日現在、まだ決定は出されていない。
        次回期日:無し
        場所:山口地裁

        田ノ浦町道使用妨害禁止仮処分
        債権者:島民の会、島民6名、他個人6名
        債務者:中国電力
        申し立て:2010年9月28日
        内容:上の田ノ浦海岸使用妨害禁止仮処分とは逆に、祝島島民らが中国電力に対し、上関原発建設予定地である田ノ浦の町道やそことの行き来に通る海岸部の使用を、中国電力が妨害することを禁止することを求めた申し立て
        状況:次回が最初の審尋。   
        次回期日:2010年12月13日(月)11:00〜
        場所:山口地裁、傍聴不可

        その他、埋立て工事を請け負った業者による祝島島民やカヤッカーへの暴力に対する刑事告訴2件が書類送検中です。

        これら裁判の費用は、自然の権利訴訟以外は島民の会が負担しています。
        こういった裁判へのカンパもぜひお願いいたします。

        島民の会へのカンパ、ご支援のお願い
        | 祝島島民の会事務局 | 裁判情報 | 00:34 | - | trackbacks(0) | - | - |
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